「チカク」について~倉敷チボリ公園の閉園後、私たちにできること~

倉敷チボリ公園の11年間の活動を支えてきたのは公益性ゆえの行政からの「支援」 です。
では、「チボリの公益性」とは何を指すのでしょうか。

広域から多くの観光客を呼び込むことも公益性ですが、それだけではありません。
まず、緑豊かな自然と四季を通じて咲き乱れる花による憩いの空間であり、本物の感動に出会う機会を県内・県外の子供たちに提供してきたことがあげられます。

また、皮肉なことではありますが「官でもなく民でもない」という立場は「行政と民間」の緩衝材となり、県内外のさまざまな立場の人が集い、新しいアイデアを開花させていく場として、機能していたと言えます。

設立経緯から、身体に合わない重荷を背負って10年余りを歩んできた「チボリ・ジャパン株式会社」が清算の日を迎える直前の平成20年12月26 日、まちづくりに活かせる「倉敷チボリ公園の公益性」を継承する受け皿として、私たちは、非営利型の「一般社団法人チカク」を設立しました。

『チカク』の名前は、私たちの出発点が「チボリのカルチャークラブ」であったこと、「チボリの精神の核(かく)」や、そこで育まれた人々の思いを残したいという願い、この森の今後を、駅の「近く」で見守りたいという、強い気持ちから名づけています。

『チカク』は現在、チボリでさまざまな業務経験を持つ女性スタッフを中心に、子育て支援・市民の生きがい作りなどの市民活動をサポートする企画運営会社として、あなたの近くで、さまざまな活動をはじめています。

平成21年5月1日
一般社団法人チカク 代表理事 赤木美子

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